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RCSとは?SMSとの違いや利用できる国内のサービスも解説

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RCSとは?SMSとの違いや利用できる国内のサービスも解説

「RCSが便利だと聞いたけれども、その詳細を知らない」「RCSがSMSよりも優れている点を知りたい」など、RCSについて情報を集めていませんか。RCSは、新しいコミュニケーションサービスであり、豊富な機能があるためビジネスシーンでも活用されています。
このページでは、そんなRCSで実現できることやRCSを利用できる国内のサービス、RCSを利用する際の注意点を解説します。

RCSとはSMSの代わりとなるサービスの規格

RCSとは?

RCSは、ファイルの送受信やコンテンツの共有も可能で、開封率もクリックスルー率も高い、Googleが普及を進めているサービスです。ここでは、RCSとはどんなサービスなのかを詳しく説明します。

リッチコミュニケーションサービスの略

RCSとは、Rich Communication Service(リッチコミュニケーションサービス)の略称です。SMS(ショートメッセージサービス)の代わりとなるサービスの規格であり、 テキストでメッセージを送るSMSや画像を添付できるMMS(マルチメディアメッセージングサービス)よりも、豊富な機能を備えています。
また、SMSのように電話番号さえあれば送受信できることも特長です。RCSは、よりメッセージ機能が充実したSMSと認識しておきましょう。

ファイルの送受信やコンテンツの共有も可能

RCSには、次のような機能があります。

  • チャット
  • メッセージング(音声含む)
  • IP音声・ビデオ通話
  • ファイル送受信
  • コンテンツ・位置情報共有

SMSの場合、テキストのみのメッセージですが、RCSの場合、SMSよりも上限文字数が多く、ファイルの送受信やコンテンツの共有なども可能です。 つまり、FacebookメッセンジャーやLINEと似たような機能を持ち、使い勝手の良いサービスと言えます。

開封率もクリックスルー率も高い

RCSは、開封率やクリックスルー率も高いサービスとして知られています。KDDIがおこなった調査では、RCSメッセージの開封率やクリックスルー率は次のような結果となっています。

  • 受信したRCSメッセージの開封率85%以上
  • SMSやメールよりも、クリックスルー率が40%以上高い

クリックスルー率とは、表示数に対するクリック数の割合のことです。開封率もクリックスルー率も高いため、ビジネスで活用すれば高い効果を期待できるでしょう。

Googleが普及を進めている

RCSは、Googleが普及を進めているサービスでもあります。Googleが主導して、イギリスやフランス、アメリカ、メキシコで独自にサービスを提供しており、 アメリカとメキシコでは、クーポン配信なども行える「Early Access Program」という企業向けサービスもあります。

今よりも多くの国や地域で利用できるようになれば、SMS以上に使いやすいサービスとなり、ビジネスシーンでも活用できるでしょう。

RCSを利用できる国内のサービス2選

RCSとは?

RCSは、次の国内のサービスでも利用可能です。

  • 3社で利用できる「+メッセージ」
  • 楽天による「Rakuten Linkアプリ」

それぞれの特徴を見ていきましょう。

3社で利用できる「+メッセージ」

「+メッセージ(プラスメッセージ)」は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3大キャリアで利用できるRCSです。いずれかのキャリアと契約していれば、 契約者同士でメッセージを送受信できます。利用する際は、無料のアプリをインストールするだけです。

「+メッセージ」ではテキストや画像・動画だけではなく、スタンプも送信できます。無料スタンプは500種類以上あり、スタンプストアからダウンロード可能です。

また、SMSでは送信可能文字数が最大670文字ですが、+メッセージは2730文字とSMSより多く、また送れるデータの容量は最大100MBまでになっているため、送れるコンテンツの量が非常に多いという特長があります。

さらに、受信者がメッセージを開封したかどうかわかる便利な既読機能があります。SMSのように送信料もかからず、パケット通信料のみで利用できる点もメリットに挙げられるでしょう。

楽天による「Rakuten Linkアプリ」

楽天モバイルユーザー専用アプリ「Rakuten Linkアプリ」も、RCSを利用できるサービスです。主な機能は、次の通りです。

  • 国内・国際通話
  • 国内・国際SMS
  • メッセージ
  • 連絡先の登録・管理

Rakuten Linkアプリは、音声通話にRCS規格を取り入れ、「国内外で通話し放題」サービスを実現しています。また、国内SMSも無料であり、 最大100人のグループメッセージも行えます。「+メッセージ」よりも利用できる人は限定されてしまいますが、使いやすいサービスとして知られています。

RCSを利用する際の注意点

RCSとは?

RCSは優れたサービスではありますが、利用する際に、次のような注意点があります。

  • Appleではプリインストールされていない認知度が低い
  • セキュリティ面に課題あり

こうした注意ポイントも把握しておきましょう。

Appleではプリインストールされていない

RCSはGoogleが普及を進めているサービスです。Android製品にはあらかじめインストールされていることが多いですが、 Appleのスマホやタブレットにはプリインストールされていません 。そのため、iPhone等のApple製品で+メッセージを利用するにはApp Storeからインストールが必要です。

インストールは無料で、ダウンロード後はすぐにメッセージを利用できます。

認知度が低い

RCSは非常に便利なサービスであり国際的なものですが、利用できる通信事業者やエリアが限られています。また、SMSやメールと比較して、RCSの認知度はそれほど高くありません。

そのため、ビジネスで利用した場合、利用者が限定されており高い効果を期待できない可能性があります。しかし、Googleのサービスが拡大すればより便利に利用できると考えられるため、 今後の動向をチェックしておきましょう。

セキュリティ面に課題あり

RCSは、SMSよりもセキュリティ面に優れているとは言えません。SMSは、通信キャリアの回線交換ネットワークが使われており、 通信を傍受されたり、改ざんされたりするリスクはほとんどありません。

RCSの場合、Wi-Fiアクセスポイントに接続して通信が行われる可能性があり、アプリケーションの設計やRCSプロトコル次第では、 傍受や改ざんなどの攻撃を受けてしまう可能性があります。こうしたセキュリティ上の問題があることも認識しておきましょう。

万全のセキュリティ対策ならアクリート

RCSとは?

セキュリティ対策を重視しながらメッセージの送受信を行うのであれば、アクリートのSMS配信サービスをご利用ください。

第三者機関から評価された証であるプライバシーマークやISMS(ISO27001)の認証を取得し、セキュリティ面に関して十分留意した上でのサービス提供に努めております。

アクリートの提供しているサービスは、次の通りです。

  • SMSを送受信する「SMSコネクト」
  • 電話をかけてきた相手にSMSを自動配信する「電話deSMS」
  • SMSを利用できないユーザーを認証する「IVR(音声自動応答)サービス」
  • IR情報を携帯電話に送信できる「アクリートSMS IR」
  • 「+メッセージ」公式アカウントサービスを利用できる「+メッセージ×SMS」
  • 緊急連絡に使える「アクリートSMSアラート」
  • 飲食店向け予約台帳システムの「れすとれ」 など

RCSを取り入れるならよく検討を

RCSとは?

RCSとは、リッチコミュニケーションサービスの略であり、SMSの代わりとなるサービスの規格です。SMSよりも上限文字数が多く、 ファイルの送受信やコンテンツの共有などが可能であり、開封率やクリックスルー率も高いサービスとして知られています。

日本国内では、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3大キャリアで利用できる「+メッセージ」や楽天による「Rakuten Linkアプリ」がRCSに対応しています。

メリットの多いRCSですが、利用できる通信事業者やエリアに制限があり、国内の普及率も現時点ではまだ低い水準にあります。ただ今後ユーザー数は増えていき、 SMSに代わるツールとなることが予想されます。より詳細な情報をご希望の際は当社までお気軽にお問合せください。

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