SMSは届いたかどうかを確認出来る?
SMSは、携帯電話の電話番号を利用してメッセージのやりとりを行うことができるコミュニケーションサービスです。メールアドレスの取得や事前の友達登録の必要がないため、手間をかけずメッセージを送ることができます。
SMSは到達率・開封率ともに非常に高い水準で、ユーザーのもとに届きやすいとされています。これは、スマホの通知設定によって、メッセージを受信すると画面上にプッシュ通知として表示される設定となっていることが多く、相手に気づいてもらいやすいという特徴があるからです。しかし、SMSには基本的に既読機能がついておらず、相手が読んだことを確認することはできません。
+メッセージなら既読の有無を確認できる
SMSの上位アプリケーション「+メッセージ」による配信であれば、未読・既読を確認することが可能です。
※+メッセージを利用していない人に対しては、システムが自動判定してSMSによるテキストメッセージを送信します。
端末にSMSが届かない8つの理由
ショートメールは、そもそも「届かない」場合があります。相手にSMSが届かない原因には、次の8 つの理由が考えられます。
- 文字数制限をオーバーしている
- 電話番号の誤り
- 受信拒否の設定になっている
- 格安SIM(SMS機能なし端末)利用者に送信している
- 国際網を使っている
- 電波状況が良くない
- 携帯電話料金の未納
- 送信制限がかかっている
ここでは、各理由の詳細を紹介します。ビジネスでショートメールを活用する際は「届いたかどうか」も大切ですが、前提として、まず「届かない」ことがないように気をつけましょう。
・文字数制限をオーバーしている
SMSには文字数制限があり、最大文字数を超えている場合相手にメッセージが届きません。文字数の制限は携帯電話のキャリアごとに異なりますが、 基本的には660~670文字であり、この文字数をオーバーしてしまうとエラーになる恐れがあります。
通常のメールであれば、長文のメッセージを送信できますが、SMSでは短文がメインです。SMSは手軽に送信できるメリットがあるものの、長文には向いていないサービスだと認識しておきましょう。
・電話番号が間違っている
間違った電話番号に送っている場合も、メッセージは届きません。SMSは携帯電話番号を利用してメッセージを届けるサービスです。 間違った電話番号の場合、メッセージが届かないだけではなく、誤送信になってしまう可能性があります。
確実に届けたい場合は、電話番号に誤りがないか確認してからメッセージを送信するようにしましょう。
・受信拒否の設定になっている
メッセージの受け手側が受信を拒否している場合も、SMSは届きません。迷惑メールなどを受け取らないために、ユーザーが受信拒否設定しているケースは多いです。
また、SMS自体を受信拒否しているだけではなく、リンク付きSMSの受信拒否などの設定も可能であり、メッセージの内容が原因で届かない可能性もあります。
さらに、電話帳に登録されている電話番号以外の着信を拒否している場合も、SMSは受け取れません。送信先の設定によってメッセージを届けられないことも認識しておきましょう。
・格安SIM利用者に送信している
メッセージの受け手側が格安SIM利用者の場合、SMSが届かない可能性があります。通信費を抑えられる格安SIMには、 データSIMと音声対応SIMという2つの種類があり、音声通話ができないデータSIMの場合、SMSを使えないことがあるためです。
この場合は、SMS以外の方法でメッセージを送る方法を検討する必要があります。
・国際網を使っている
国際網を使ってSMSを送っている場合、キャリア側に迷惑メッセージとして拒否され、SMSが届かない可能性があります。
SMS送信サービスには、国内キャリアと直接つながっている国内直収接続と、海外の国際網を使って送る2つのパターンがあります。 海外のSMSは、国内よりも量が非常に多く、その分迷惑メールやスパムも多いです。 そのため国内キャリアでは、ユーザーを守るために国際網経由のSMSをブロックするフィルターがあり、 それによりSMSを届けられない場合もあります。確実にSMSを届けたい場合は、国内直収接続を利用しましょう。
・電波状況が良くない
電波状況が良くないケースにおいても、SMSを届けられません。SMSはキャリアの電話回線を通じて送受信するものであり、基地局側で問題が発生していたり、電話回線の届かないエリアだったりした場合は、送受信できません。
ただし、メッセージは72時間まで保管され、電波状況が良くなったら、自動的に送受信されます。また、データ通信を遮断できる「機内モード」をオンに設定している場合も、メッセージは届きません。
・携帯電話料金の未納
SMS送信先の携帯電話料金が未納の場合についてもSMSを届けられません。 送信先の事情によってメッセージを届けられない場合があることも認識しておきましょう。
・送信制限がかかっている
携帯端末からSMSを送信する場合、1日辺りの送信上限数は大体200通とされています。送信可能な制限回数を超えてしまうと、一時的に送信することができなくなってしまうので注意が必要です。キャリアごとに1日の送信回数や制限解除のタイミングなどは異なるため、あらかじめ把握しておきましょう。
ショートメールが届いたかどうかを知るには既読機能付きツールを導入しよう
SMSには、メッセージが開封されたかどうかわかる機能はありませんが、iPhone間でメッセージを送信できる「iMessage」やドコモ/au/ソフトバンクの3社間で使える 「+メッセージ(プラスメッセージ )」ならば、既読機能がついています。
・iMessage
「iMessage」は、iPhoneやiPadといったApple社の製品を使用している人同士で利用できるサービスです。ただしApple社の製品以外の人に対してもショートメッセージを送信できます。サービスを利用する際、Apple社の製品同士であればアプリ下のメッセージ欄に「iMessage」と表示され、相手がAndroidの場合は自動的に切り替わって「SMS/MMS」と表示されます。
なお、「iMessage」として利用する場合には既読機能が利用できるだけではなく、文字数に制限がない上に画像や動画などを添付することも可能です。
・+メッセージ
「+メッセージ」とは、ドコモ/au/ソフトバンクの大手3社が共同開発した、電話番号のみでやりとりができるメッセージアプリです。SMSと同様に文章を送ることができるだけでなく、写真や動画、スタンプなども送信することが可能となっています。
さらに、SMSにはない特徴として+メッセージには既読機能が付いており、相手がメッセージを閲覧すると青いダブルチェックマークが表示される仕組みになっています。SMSは既読機能が備わっていないため、読まれたかどうかを集計することはできません。
メッセージを送って相手側がまだ閲覧されていなければ「灰色のチェックマーク」、送信に失敗した場合は「赤いバツマーク」が表示されるので、未開封や未到達といった状態を把握することもできます。
アクリートのサービスを活用すればSMS、+メッセージの一括送信が可能
アクリートでは、ドコモ/au/ソフトバンクの3社が提供する「+メッセージ」公式アカウントサービスを一元管理し、企業・自治体等にSMS配信サービス及び+メッセージ配信サービスを統合した配信プラットフォームを提供しています。SMSと同様に電話番号だけで簡単にメッセージのやりとりを行うことが可能です。
+メッセージを利用しているユーザーには、画像や動画等のリッチコンテンツを含むメッセージを、それ以外のユーザーにはSMSによるテキストメッセージを一括送信することができます。
適切なメッセージ送信手段、コンテンツを事前に把握・選択することで、確実にメッセージを届けて新規顧客の獲得につなげることが可能です 。
※+メッセージを活用した配信プラットフォーム アクリート ポータル(リンク:https://www.accrete-inc.com/service/plusmessage/index.html)
企業がSMSを活用するメリット
SMSは、電話番号を知っている相手にメッセージを送信することができるサービスです。スマホ同士だけでなくPCからスマホへメッセージを送ることも可能で、顧客への連絡や本人認証、会員登録ページへの誘導といったさまざま な用途で利用されています。
メールに比べて到達率が高い傾向にあるため、最近では マーケティング施策のひとつとしてSMS送信サービスを利用する企業も増えています。必要なのは電話番号のみで、メールアドレス等と違って頻繁に変更されるものではないため、ほぼ確実に顧客へメッセージが到達します。また、SMS送信サービスであれば複数の顧客へ一括送信することができ、通信費用を抑えることも可能です。
SMSを活用するメリットについて詳細はこちら(リンク:https://www.accrete-inc.com/column/20220720.html)
SMS送信サービスならアクリート
通常のSMSでは 一度に送信できる文字数・回数に制限があり、画像や動画などを送信することができません。ビジネスシーンにおいて複数の顧客へメッセージを送るのに手間がかかったり不便に感じたりする方も多いでしょう 。
アクリートのSMS送信サービスでは、大勢の顧客へ一括送信できる機能があるため、運用コストを削減することができます。 さらに、+メッセージを利用すれば画像や動画、 ファイル等のリッチコンテンツを送信することも可能なので、あらゆるビジネスシーンで活用の幅が大きく広がります。
ぜひ、ビジネスシーンでSMS送信サービスを導入してみてはいかがでしょうか。